先日近所のBOOK・OFFがセールやってたので面白いのないか探しててたら発見
『THE GREAT ARTISTS 』 って本です。デアゴスティーニの画家版ですね。毎週有名な画家を紹介していく形式でこのバインダーは10人事にまとめてくれる用ですので、こういった商品ではありません。
ジョジョは大きさ比較。 |
コレがデカイ。重い。ほとんど図書館にある美術書です(^。^;)というかカラフルな美術書です(笑)
中身はまとまった本ではなくこのようなバラバラの画家達10人がまとめられています。何せデアゴスティーニですからね。
本棚はみ出します(笑)
何でこんな半端な数字かというとこの巻しか売ってなかったのですorz
しかし、コレが安い。何と一巻400円!!
これだけデカイの5巻買っても2000円!!
安い。
フェルメールやミロなど有名な画家も沢山いるのですが・・・誰?って人もちらほら。
全然画家知らなかったんですよね。世界的に有名な画家100人がです。
コレでまぁまぁ芸大生らしく画家を知れるようにはなりたいですね。仮にも仮にも芸大生ですから(笑)
で、この本にマレーヴィチって人いたんですけど。
シュプレマティズムという究極技法でして、行き着くとこまで行った絵です。
http://meiga.shop-pro.jp/?pid=13969213 |
上記URLから絵をお借りして。こんな感じですね。何か普通の絵を崩しまくって超シンプルにしましたって事です。
『あー、何か見たことあるわぁ何か見たことあるわぁ』
って思ったら何と先輩が作品で動かしてました!!
コレ去年くらいに作られた作品なんですけど、その時は『あ。平面が動いてる』って事しかわかりませんでしたが(笑)
この本読んでから『おーシュプレマティスム動いとる!!』と見事にこの作品の視点がゴロッと変わりましたよ(*・ω・)
と、このように以外とアートを知らないとその作品の本当の良さに気づかないものだったりします。
無論アートじゃなしにしても科学、建築、人物、歴史、そういった『知識』を沢山持っていると色んな着目点に出会え、作品をより楽しむ事が出来る訳です。
ましてや、クリエイターを目指してる人間にとって、一方的な一つの知識だけでなくより幅広い知識は絶対的に必要であるということを今回身にしみました。
より正確に言うと、マレーヴィチの抽象画は普通の絵には必ずあるモチーフがどこにもなく、画家の中にだけある感情を直接的に長方形の並びで表現していて、それが鑑賞者の思考回路の言語的部分を迂回して、また直接的に感情の動きをもたらす、という点でそれ以前の絵画と全く違ったものになってるんですわ。
返信削除その意味でこれらの抽象画は音楽に近い、というようなことをバウハウスでの論文の中でマレーヴィチ自身が語っとります。
あと、動画でマレーヴィチと共に取り上げているカンディンスキーは印象派の流れをくむ表現主義、モンドリアンは白紙まで回帰してしまった絵画の世界から再発展した新造形主義を名乗ってます。
と、簡単に書くともっと詳しい人にツッコまれそうだけどw