フィリップ・K・ディックって言う小説家知ってます?
←これの作者です。
これでもわからない人は調べてください。あぁなるほどってなりますから。
先日、アジャストメントという映画を観ました。
話は少し唐突で「うーん」というかもしれませんが、設定が素晴らしい!!
これ原作ありなのかなと調べたら、彼です。
ディックの小説は長編しか読んだ事なかったので短篇集には手を出していませんでした。
しかし、この映画を見て、短篇集を買おうと思い、早速買ってきました。
ディックの世界観は個人的に大好きで彼が原作の映画はほぼ全部DVDで持ってるほどです。
「トータル・リコール」
「マイノリティ・リポート」
「ペイチェック」
「ブレードランナー」
「スキャナー・ダークリー」
「NEXT」
彼の作風では近未来物の映画は必ずといっていいほど「社会」を中心に物語が始まっています。
政治、法律、社会の裏。SF映画でありながらどこかリアルな現実。
客観的に見ればその未来像はユートピアそのものに見えます。しかし、主人公の主観的な立場。
その世界に慣れきってしまっている人間からみれば、ディストピアにしか見えない。
近未来という科学技術が発達した世界は果たしてユートピアなのかディストピアなのか
この対立を描くのが非常にうまいんですよね。
ただし、ディックの話自体はありきたりなんですよね・・・大体は優秀な主人公が社会の裏に気づいて、追われる。ばかりです(笑)
では、なぜディックに惹かれるのか。
それは実はこの今もその対立の中にいるからではないのでしょうか?
私たちは今、かつて誰かが描いてきたSFの世界に少しずつではありますが、足を踏み込んでいるのです。
当たり前のように使っているスマートフォン |
国際宇宙ステーション |
これなんて凄いですよ。ヨドバシ梅田地下一階にある。電子ディスプレイを人型に抜き、そこに女性を流して動かしているというまさにSF!!
しかし、それが当たり前になりすぎた私たちは果たしてこの科学技術の発達の素晴らしさに気づいているのでしょうか?
この世界はユートピアでしょうか?ディストピアでしょうか?
私はフィリップ・K・ディックの作品からこう感じ取れるのです。
うーん、ロマンですね。
まぁまだ今日買った分は読んでないんだけどね(笑)
いつも読ましていただいています。
返信削除ヨドバシの女性型映像パネルはすごいですね^^