2014年1月4日土曜日

2013年の映画ベスト3と余談

明けましたおめでとうございます。
もう2014年ですよ。今年で卒業ですよ。やになっちゃうわホント。


スッゴイ今暇なので2013年に見た映画で個人的ベスト3発表したいと思います。

お前の感性なんて知るかって感じですけど、暇なのでよろしく!

以下ネタバレしまくってます↓









『オブリビオン』



正直2013年は本当にSF映画が豊作でホクホクした一年でしたが、6月に見たコイツが今年の一位で良いんじゃないかって思ったんですけど、ちょっと戦闘描写に頼りすぎてる所とか人間描写が素っ気なかったりするところが微妙に惜しかった作品だと思います。
しかし、SF的世界観。美術。戦闘描写という視覚的にはSF映画としてはもう満点ではないでしょうか。
SF好きにはSF的オマージュが結構されていて実に良い作品です。



魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語



コレも凄い作品です。まどマギ見てないと何がすごいのか分からないと思いますが本当に凄い作品です。
社会現象と言ってますけど、まぁ言い過ぎ感は否めませんが所謂、「オタク」という文化の中では絶対に歴史に加わる逸材だと思います。
こういった作品は毛嫌いする人も多いと思いますが、そんな人に是非とも見てくれとは言いません。しかし、この作品にハマった人なら絶対に感性のいたるところが刺激された事でしょう。
見ないという人には勧めませんが好きな人ならコレが堂々にランクインしている事が理解できるでしょう。
コレもまた素晴らしい作品です。


『ゼロ・グラビティ』



堂々たる名作。名作+そもそも宇宙服フェチな自分にはたまらない作品。
もう前の記事を見ればいいのでゼログラはこれだけ。






番外偏

『パシフィック・リム』


ベスト3って書いてるけど2013年の映画には絶対に外せない作品ですよね!
まさに視覚という映画に置ける最大要素をこれでもかというように使った熱い映画。
菊池凛子との絡みの絶妙さを見ていただければわかりますが、女性とかスポンサーのウケも考えて少なからず恋愛要素は入れないと行けないんだろうけど、本当に必要最小限に抑えてます。

最後はハリウッド王道のキスシーンも無く。まさに「見るところはそこじゃねぇ」を徹底していてよかったです(笑)

どっかの変形ロボット映画に言ってやりたい。俺が見たいのはそこじゃねぇ!と

次作も決定しているようですし、もしかした歴史の一ページを目撃したかもしれませんね





というように素晴らしい映画年でした。ついでに言うと上に上げてる四作品全部SF映画なんですよね。

2013年ヤバイですよ。何でこんなにSF集中しちゃってんのって感じです。
ほかにもクラウド・アトラスやってた事なんてみんな忘れてるんじゃないですか?




別の年にやっていたら堂々の一位を張れるSF作品のオンパレードで何か本当にすごかった一年でした。



逆に考えるともう映画というのは視覚的な面白さ、世界観的な面白さしか求められていないのではないかという事です。

世界観が面白いとは奇抜な世界という事であり、それはファンタジーかSFの二極化しか望めません。

例えばオブリビオンは完全にSF的世界観ですが、まどかマギカはファンタジー寄りの世界観をしています。


オブリビオンまどかマギカは本当に比べるのに適していて、良い材料だなと思います。

受ける要素における「世界観」がSFかファンタジーのどちらかと書きましたが、それに対応する登場人物もまた、その世界観にマッチしていないといけません。


オブリビオンはヒロインも登場してたのは当たり前なのですが、クライマックスはトム・クルーズとモーガンの2ショットでしたよね。
ディックのような世界観や設定の練りこまれようで二人が手を組むのもわかりますし、そこにヒロインが加わる要素はほぼありません。ですから最後はおっさん二人で敵を倒すといった。茶番を排除して、話の展開を重視した、まさに王道SFの道を走っています。


かたやファンタジーの世界観。まどかマギカでは、言わずもがな、可愛らしい女の子がひたすら延々と出てきます。作風もわざとですが魔法少女の形をやっていて、ファンタジーの世界観に徹底しています。男が加わる要素を排除したどころか、女の子同士でを語っちゃうあたりは逆にこの映画やりやがったと嬉々した訳ですが、この極短な非現実的な展開こそが作品を面白くしている訳です。
(まどかマギカはファンタジーじゃねぇSFだというのは話の関係上無視してもらいます)


このように、もう一度書きますが世界観を徹底するなら、その世界観に完璧にマッチングした登場人物が必要不可欠なのです。まどマギに男が出てきたらショックでしょう・・・

そして何より二作品に共通するのは「最後にどんでん返しがある」という事ですね。
コレはSFとか関係ないのですが、作品に置いてどんでん返しがあるというは、当たり前ですが非常に面白いものです。


そしてここからが重要


2013年の何が面白かったって、SF映画はことごとくそれとは絶妙にズレた方法論を取っていった作品がいくつかあった事です。


例えば『クラウド・アトラス』はそもそもキャラクターが世界観を一回りするというとんでもない作品でした。
キャラがマッチングしているとかそう言う次元ではありません(笑)見てもらえたらわかります
見た人は何を言っているのか分かると思います。



そして、『ルーパー』に至っては散々重要だと言っていた世界観が固定されていないのです!
もうびっくりですよ。ルーパー見たとき「コレ何?」ってくらいブッ飛んだ設定で面白い面白く無いは抜きにして衝撃的でした(笑)


『エリジウム』。も期待していたのですが、僕が見る限りではそう言うの唯一見当たりませんでしたね。残念。もしあったら教えてください。
エリジウムの造形かっこいいですよね。うん。






そもそもまどマギもブッ飛んだ作品でしたが、もう、どれが良いとかじゃなく、比較して考えた場合『全部良い』と思いました。2013年のSF映画は2013年枠シリーズとして出すべきです。それくらい多種多様でよかったです。

ちょっと終盤支離滅裂感否めませんがこんな感じです!!!

こんなノリが今年にも続くと良いですね!!





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