2014年2月9日日曜日

ガリバー宇宙漂流記




久々に自主制作した特撮映画ガリバー宇宙漂流記が『全宇宙バクワク映画コンテスト』という謎のコンテストで宇宙de賞をいただきました。http://bakuwaku.com/eiga/
更によくわからない賞ですが、面白いからそれでいいかなぁと思いまして(笑)


この作品に出てくるスーツやミニチュアは全て僕達サークル部員が一から作った物です。

ここに出てくるミニチュアは本来学校の課題で作っている作品『蒼光超人セイバルコン』で使っているもので、正直に言うとこの作品はセイバルコンの撮影の合間に作ったものです(笑)


これが『蒼光超人セイバルコン』本編です。


                        

因みにこの上記の作品は2012年に作ったもので、去年はコレの続編である戦え!セイバルコンを作っていました。

これがその予告です。

                       

誤解を生まないように予告にも書かれてますが、『セイバルコン』の監督は僕ではなくてサークルの友人です。僕はカメラマンをしました。
セイバルコン3に出てくる巨大ヒーロー達、全て部員達によるハンドメイドです。



話がズレましたが、こんな風に表では王道特撮を撮っている裏ではメタ特撮を撮っていますよーって言いたかった訳です(笑)


つまり、作った物は応用次第でどうにでもなるってことです。


宇宙服は自分で作ったものです。この作品の為に作った訳ではなく、ただ何となく宇宙服が欲しかったので作ってみました(笑)
だって宇宙服高いですもんね。レプリカですら100万円とかだったら作ればいいじゃないかって事で芸大生らしく・・・

汚い写真ですが、まずは粘土原型。基本中の基本です。粘土でいい感じにモリモリしていきます。



そして、石膏で型を取ります。


石膏で型を取った後、FRPという特殊な樹脂を流し込むとプラスチックのように硬質なマスクが出来上がっているのです。
FRPについて書くとかなり長くなるので省略します。
(複雑化はされてまいすが、仮面ライダーなどのマスクはほとんど同じ手順で作られています。上のセイバルコンも同様)



で、だいぶ端折りますが、ちまちまパーツとか作ってこんな感じになります↓

        


で、またハショリますが、ボディも作って。 

                   


で、完成するとこんな感じ↓



因みに参考にしたのはもちろん、僕らの大好きアポロ宇宙服です。
http://www.gasite.org/library/moongate/index05_02.html


やはり、作品でも人に頼んで作ってもらうのは当たり前の事ですが、できることなら自分で作って、自分で撮影した物のほうが愛着も湧きますし、なんかやりきった感がでて良いですよね。




また何か、宇宙服使って作品つくりたいなぁ




って事で以上です。











2014年1月4日土曜日

2013年の映画ベスト3と余談

明けましたおめでとうございます。
もう2014年ですよ。今年で卒業ですよ。やになっちゃうわホント。


スッゴイ今暇なので2013年に見た映画で個人的ベスト3発表したいと思います。

お前の感性なんて知るかって感じですけど、暇なのでよろしく!

以下ネタバレしまくってます↓









『オブリビオン』



正直2013年は本当にSF映画が豊作でホクホクした一年でしたが、6月に見たコイツが今年の一位で良いんじゃないかって思ったんですけど、ちょっと戦闘描写に頼りすぎてる所とか人間描写が素っ気なかったりするところが微妙に惜しかった作品だと思います。
しかし、SF的世界観。美術。戦闘描写という視覚的にはSF映画としてはもう満点ではないでしょうか。
SF好きにはSF的オマージュが結構されていて実に良い作品です。



魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語



コレも凄い作品です。まどマギ見てないと何がすごいのか分からないと思いますが本当に凄い作品です。
社会現象と言ってますけど、まぁ言い過ぎ感は否めませんが所謂、「オタク」という文化の中では絶対に歴史に加わる逸材だと思います。
こういった作品は毛嫌いする人も多いと思いますが、そんな人に是非とも見てくれとは言いません。しかし、この作品にハマった人なら絶対に感性のいたるところが刺激された事でしょう。
見ないという人には勧めませんが好きな人ならコレが堂々にランクインしている事が理解できるでしょう。
コレもまた素晴らしい作品です。


『ゼロ・グラビティ』



堂々たる名作。名作+そもそも宇宙服フェチな自分にはたまらない作品。
もう前の記事を見ればいいのでゼログラはこれだけ。






番外偏

『パシフィック・リム』


ベスト3って書いてるけど2013年の映画には絶対に外せない作品ですよね!
まさに視覚という映画に置ける最大要素をこれでもかというように使った熱い映画。
菊池凛子との絡みの絶妙さを見ていただければわかりますが、女性とかスポンサーのウケも考えて少なからず恋愛要素は入れないと行けないんだろうけど、本当に必要最小限に抑えてます。

最後はハリウッド王道のキスシーンも無く。まさに「見るところはそこじゃねぇ」を徹底していてよかったです(笑)

どっかの変形ロボット映画に言ってやりたい。俺が見たいのはそこじゃねぇ!と

次作も決定しているようですし、もしかした歴史の一ページを目撃したかもしれませんね





というように素晴らしい映画年でした。ついでに言うと上に上げてる四作品全部SF映画なんですよね。

2013年ヤバイですよ。何でこんなにSF集中しちゃってんのって感じです。
ほかにもクラウド・アトラスやってた事なんてみんな忘れてるんじゃないですか?




別の年にやっていたら堂々の一位を張れるSF作品のオンパレードで何か本当にすごかった一年でした。



逆に考えるともう映画というのは視覚的な面白さ、世界観的な面白さしか求められていないのではないかという事です。

世界観が面白いとは奇抜な世界という事であり、それはファンタジーかSFの二極化しか望めません。

例えばオブリビオンは完全にSF的世界観ですが、まどかマギカはファンタジー寄りの世界観をしています。


オブリビオンまどかマギカは本当に比べるのに適していて、良い材料だなと思います。

受ける要素における「世界観」がSFかファンタジーのどちらかと書きましたが、それに対応する登場人物もまた、その世界観にマッチしていないといけません。


オブリビオンはヒロインも登場してたのは当たり前なのですが、クライマックスはトム・クルーズとモーガンの2ショットでしたよね。
ディックのような世界観や設定の練りこまれようで二人が手を組むのもわかりますし、そこにヒロインが加わる要素はほぼありません。ですから最後はおっさん二人で敵を倒すといった。茶番を排除して、話の展開を重視した、まさに王道SFの道を走っています。


かたやファンタジーの世界観。まどかマギカでは、言わずもがな、可愛らしい女の子がひたすら延々と出てきます。作風もわざとですが魔法少女の形をやっていて、ファンタジーの世界観に徹底しています。男が加わる要素を排除したどころか、女の子同士でを語っちゃうあたりは逆にこの映画やりやがったと嬉々した訳ですが、この極短な非現実的な展開こそが作品を面白くしている訳です。
(まどかマギカはファンタジーじゃねぇSFだというのは話の関係上無視してもらいます)


このように、もう一度書きますが世界観を徹底するなら、その世界観に完璧にマッチングした登場人物が必要不可欠なのです。まどマギに男が出てきたらショックでしょう・・・

そして何より二作品に共通するのは「最後にどんでん返しがある」という事ですね。
コレはSFとか関係ないのですが、作品に置いてどんでん返しがあるというは、当たり前ですが非常に面白いものです。


そしてここからが重要


2013年の何が面白かったって、SF映画はことごとくそれとは絶妙にズレた方法論を取っていった作品がいくつかあった事です。


例えば『クラウド・アトラス』はそもそもキャラクターが世界観を一回りするというとんでもない作品でした。
キャラがマッチングしているとかそう言う次元ではありません(笑)見てもらえたらわかります
見た人は何を言っているのか分かると思います。



そして、『ルーパー』に至っては散々重要だと言っていた世界観が固定されていないのです!
もうびっくりですよ。ルーパー見たとき「コレ何?」ってくらいブッ飛んだ設定で面白い面白く無いは抜きにして衝撃的でした(笑)


『エリジウム』。も期待していたのですが、僕が見る限りではそう言うの唯一見当たりませんでしたね。残念。もしあったら教えてください。
エリジウムの造形かっこいいですよね。うん。






そもそもまどマギもブッ飛んだ作品でしたが、もう、どれが良いとかじゃなく、比較して考えた場合『全部良い』と思いました。2013年のSF映画は2013年枠シリーズとして出すべきです。それくらい多種多様でよかったです。

ちょっと終盤支離滅裂感否めませんがこんな感じです!!!

こんなノリが今年にも続くと良いですね!!





2013年12月28日土曜日

G R A V I T Y



以前の記事に書いた映画「ゼロ・グラビティ」見に来ましたよ!!




上映日を勘違いしていて、初日公開に観に行けなかったのが残念でしかたがないのですが、ネットの反響が凄まじかったので、ある意味、完璧なコンディションで映画を観る事ができました(笑)



毎度毎度書きますが、全うな感想を言うと絶対にもうそれ他の人のブログで見た。という事に絶対なるのでできるだけそう言うのは避けて行きたいです【例えば、ISSで宇宙服を脱いだサンドラ・ブロックは本来オムツを履いているはずなのだが、エイリアンのリプリーを意識して云々、あそこは羊水の中の胎児のイメージーetc】

まず、個人の趣味的感想。


あぁぁぁぁぁぁぁぁハッブル宇宙望遠鏡がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁエクスプローラーがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁISSがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
なんてことしてるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁやっぱ宇宙服カッコイイィィィィィィィィィ





という感じで最初に思ったのが3D凄い!って所です。

若干脱線しますが、自主制作で宇宙を表現するときって実はすっごく難しいんです。
というのも宇宙空間はパースを作る物が存在しないので遠くのものも近くに感じでしまいます。
実際、星ひとつひとつに遠近感をつけてなんて出来ないので、実際ただの平面なんですよね。
ですからグリーンで撮った物を、作った宇宙空間に合成しても、何だか凄くのっぺりしてるんですよ。
気にしない人は気にしない程度なんでしょうけど、僕はすっごく気にしちゃうので、実際、宇宙空間を合成するとき、分からないにしても3Dで五面作って合成してたりします(ほとんど意味はありません)


んで今回の映画3Dなんだから立体感あって当たり前と言えばそうなのですが、ほんっっっとうに宇宙に奥行があるんですよ。特にサンドラさんがアームから吹き飛ばされて宇宙に放り出されるシーンの奥行は凄まじい物でした。宇宙空間の果てしない広がりを表現できちゃっているんです。


最近の3D映画というのは「飛び出す」ではなく「奥行がある」が正しいのですが、奥行あってどうするよ?って3D映画も少なくありません。しかし、ゼロ・グラビティは相性完璧です。

そう!その奥行が欲しかった!そんな長年の不満を解消してくれただけでも観に行く価値がありました。



そしていたるところに現れる2001年宇宙の旅のオマージュ。まぁコレも語るはやめておきますが、2001年好きとしてはとりあえず触れておこうと思います。

パンフレットにも書かれているのですが、これは現代の2001年宇宙の旅だという事です。
2001年では人類の進化を描いていましたがゼロ・グラビティでは生命の誕生。母なる地球に地に足をつける事の意味。そう言った作品であるといえます。



普通に何も考えずに見れば、スペースパニック映画です。そして、それでも間違いはありません。ソレを楽しむ為にある種のアトラクションとして、この映画を観る事は何も間違っていません。しかし、これは人間賛歌であると、そう言う事を理解して劇場に足を運ぶとまた見方が180度変わります。


特に最後の地上に足を踏んで歩いていくサンドラ・ブロックの後ろ姿からのタイトル「GRAVITY」の文字で〆なのは鳥肌ものですね。


まぁ何が言いたいかというと有無を言わずに観に行け3Dで!それだけです。




そしてゼロ・グラビティに触発されてこんな作品作りましたというだけ宣伝しておきますね(笑)


























さっそく付録部に載せてもらいました。キネコさんありがとうございます。

付録部 blog-bu : 【動画】勝手にゼログラ公開記念! 自主制作特撮ムービー 『ガリバー宇宙漂流記
http://blogbu.doorblog.jp/archives/52512868.html  



https://twitter.com/blogbu



最後は露骨なステマでした





2013年12月18日水曜日

4Dパズル宇宙飛行士


買いました。ヨドバシだと650円。安いですね。


何で買ったかというのは色々事情がありまして、事情を知ってる友人は察せると思います(投げやり)





中身はこんな感じ、4Dパズルという名前だけあって、組み立てて終わりでは無く、何度もバラシたりして楽しむ物だそうです。(それ目的で買った訳ではないが)


さらに開封。   ( `・ω・) ウーム… これは何というか・・・



で、組立て、一応パズル的に組み立てる早さを競うやつなんですが、無視して時間図らずに適当にやりました(笑)

思いの他出来が良くてびっくりです。



何より重要なのは僕の作った宇宙服とほどほどに似てる所です(笑)


僕のもアポロ宇宙服を参考に作ったので似てるのは当たり前っちゃ当たり前なんですが結構アレンジ加えてるので肝心のところが似てなかったりします。


でも、ま、これでいいよ(笑)


これ何に使ったか報告できたら報告します。

ちなみにこの4Dパズル(宇宙)シリーズたくさんでてるので、集めたくなりますね!









2013年12月12日木曜日

皆勤の徒



異形の天才、降臨。
 

帯にもネットの商品紹介にもそう書かれているこの不思議なSF作品は今年の夏に出たばかりの新刊だ。

twitterでフォローしているSFクラスタの方達も絶賛の嵐だった。しかるに自分も読まなければと思ってはいたが、何分1800円というのは貧乏学生には中々手を出しにくい物もあって、興味はそそられてはいたが買おうも買えずに日がすぎていた。



まぁ結局買って読んでみた訳だが、おかしい・・・一ページが終わらない。

たかが60数ページ。電車の中で読み終わると思い楽しみにして本を開いたが、コレは家に帰ってじっくり読む必要があると感じ、本を閉じた。


あれ?自分ってこんなに読解力無かったっけ?
造語?なのか?何を書いているのかよく理解できないまま、現状の自分の想像力でその見慣れない文字の陳列が意味する事を補完せざるを得なかった。

救いとして挿絵が書かれていて、その挿絵である程度のイメージを作り上げるのだ。

挿絵不要派だが、今回は挿絵に助けれた。(厳密に言えば助けきれていないが)



作者の想像と自分の想像が少しずれたら、全く別の物になってしまう。読んで、理解出来ない丁度良い所で挿絵が挟まれる、「あ、なるほどこういうことか」その挿絵でズレ始めたイメージを修正する。

丁度中盤から上辺りで表紙に描かれている話になる。そこで、あらかたの世界観の全貌が理解できる。

と思いきや、クライマックスでまた何かよく分からない事が始まった。


皆勤の徒を読み終えた頭の中は疑問とモヤモヤに満ちた。

俺は読解力が無いようだ。


救いの手をネットに求めた。ネットの感想を見ると、自身もその感想に影響されてしまうので、簡単な解説くらいしか読みたくは無いのだが、そんな悠長な事は言ってられない。


すると良い感じのちょいコメントに「とりあえず最後の大森さんの解説を読みなさい」と書かれていたので、そういえばそうだったと解説にページをめくる。

解説を読んで安心した。どうやらこの本は本当に難解で「独創的すぎて、理解してもらえないかも・・・誰が読んでも面白いとは言えない」と書かれていた。

よかった、俺だけじゃないのか、背伸びして理解した気になれなかったのでこの解説は非常に意味がある。

解説で笑ったのが【表題作を途中まで読んで挫折しそうになり、なんらかの助けを求めてこの解説のページにたどり着いた人には・・・】と書かれていて、まんまと自分の事であるが、大森さん、良いのかそれで(笑)

とりあえず言われた通りに本書の中の短編達を先に読み進める事にした。
なるほど、少し癖が強いが確かにまごう事なきSFである。最初の皆勤の徒から進むに連れて、どんどん話が読み安くなっていく、この本は順番が逆だ(笑)

大森さんが解説で言いたい事が徐々に把握できるようになっていった。
この四作品のチョイスはなかなか絶妙で、新人だからこその酉島ワールドをただのSF作家にとどまらせようとせずに、あえて難解な皆勤の徒を前に持ってくる事で、この作者の天才性を惜しみなく表現したいんだなと言うのが伝わったように感じる。


だからと言ってコレは解説読まないとわからんよ、という事で何だか納得しきれる訳ではないが、確かにそう言われれば何回も読んでみようと思ってしまうから不思議だ。

難解ほど何回も読みたくなる。

失敬。


これkindleだけで読んだ人大丈夫なのか不安になるが、しかし、大森さん達に天才と称され、SF界の金字塔と呼ばれるのならば、この酉島伝法さんの書く世界を何が何でも理解しなればならないという使命感にとらわれる。

難解だから仕方ないといってもやはり自分自身が読むことに対して力不足であるということは変わりなく、今回はソレを非常に痛感した。


とりあえずこの作品と作者を理解しなければならないのだが、コレを理解するために何が足りないのかがさっぱり分からない、多分、そこが分かれば、ビールの味がわかる頃合の若者程度にはなれるだろう。

何が足りないのだ。それがわかるまではこの本を大切に保管しておかなければ行けないようだ。


そして何となく自分も解説っぽく書いてしまう。えらくマジメに書いてしまったので最後に俗っぽく

ぷよーん





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2013年12月11日水曜日

12月。人生は短い

やばいです12月です。大学生活終わります。もうだめだおしまいだぁ~俺一人で一体何ができるっていうんだ~










 以前使っていたカードリーダーのピンが折れたので新しいの買い直しました。

7D使ってるとCFカードなのでノートパソコンとかにデータ送るの地味に厄介なんです。

また、撮影は僕でも編集が別の人の割合が多いので、今日撮ったデータをそのままカード事渡す場合、カードリーダーが無いと相手が取り込めない状況になるわけです。



最近のUSB3.0製品えらく安くなりましたね。そろそろ別企画のUSBが出るという噂もちらほらありますが、まだ家の2.0使ってる人間には3.0が爆速すぎて笑えます。



















2013年11月10日日曜日